新着情報

News

2025.12.28

弊所代表が群馬高専における知財セミナーに登壇しました

こんにちは。弁理士の髙井智之です。

11月に、群馬工業高等専門学校(群馬県前橋市)にて、機械工学科4年生(担当:黒瀬雅詞教授)を対象とした知財セミナーが、柿原希望弁理士(羽鳥国際特許商標事務所所属)を主講師、弊所代表・髙井を補助講師として実施されました。

セミナーは「特許調査の基礎知識と実習」で、前半に特許調査の基礎知識についての講義が行われ、その後、学生各自が特許情報を検索するプラットフォーム「J-PlatPat」を実際に操作する実習が行われました。

学生に身近なキーワード(例えば群馬高専、担当教授の氏名、知っている技術用語等)を用いて、出願情報の検索、公報のダウンロード、権利が存続しているか否かの状況や審査状況の確認等、特許検索の基礎に関するレクチャーが行われました。

その他、スタートアップが特許を取得するメリットの他、高専出身者が立ち上げたスタートアップの成功例として「ポケモン」の生みの親の田尻智氏(東京工業高等専門学校 電気工学科卒業)の例が紹介され、高専ならではの内容となっていました。

また、意匠公報の検索も身近なキーワードを用いて実習が行われました。
学生の中には、例えば、「自動車タイヤのホイールに用いられる肉抜きの形状を、授業で設計している機械に用いる歯車の肉抜きに応用できないか?」という観点からホイールに関する意匠公報を検索する等、独自の視点をもった積極的な検索も行われていました。


セミナーは、終始学生が積極的に取り組む雰囲気にて実習が行われ、また、黒瀬教授をはじめ数名の教職員が実習の進行にご協力くださいました。

今回のセミナー対象である4年生は大学で言えば学部1~2年生くらいに相当します。高専は本科の修学年限が5年ですので、もう少しで社会に出る他、高専内の専攻科に進学または大学に編入学される方々も多いかと思います。
今回の特許調査の知識が受講者の方々の今後の研究や技術開発に役立つものとなれば幸甚です。


受講いただいた学生・教職員の皆様、ありがとうございました。

(画像:群馬工業高等専門学校校舎)

私の取り組みにご興味をお持ちいただいたかたは、お手数ですが、弊所ホームページよりお問い合わせください。



alt
カテゴリ:お知らせ

- CafeLog -